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【薬剤師が解説】「アロマ」って結局なんなの?

【薬剤師が解説】「アロマ」って結局なんなの?

REPOSです。
最近はどの雑貨屋でもよく「アロマ」という言葉を使った商品が出るようになりました。
「アロマって作用あるんだよね」
このような考え方は少し危険です。
みなさんが気になって検索をしている商品を組み合わせながら解説していきます。

「アロマ」という言葉の使い方って?

言葉の意味

そもそも「アロマ」ってどんな意味かご存知ですか?

「あーよくディフューザーとかで嗅いでるあれでしょ。
 アロマって書いてあればリラックスの作用とかあるんでしょ?」

実はこんな意味です。
アロマ:芳香、香り。

つまり、柑橘系やフローラルなど香りがあれば「アロマ」と呼ぶことができるんです。
アロマ≠作用がある
ということになります。

つきましては、
アロマテラピーにてリラックスなどの作用を期待したい方は、
使用している成分について注意が必要です。

成分の違い

先程のお話にあるように、
アロマテラピーを行うには、成分を確認しながら商品を選ぶ必要があります。
実際には、香料は大きく2つに分かれます。

天然香料:アロマテラピーに使用します。
「精油」「エッセンシャルオイル」とも呼ばれており、使用している場合は植物名や英名が記載されています。

人工香料:人工的に精製・製造される香料のことです。
食品用フレーバーや香粧品用フレグランスなど、天然では入手できない香りも作ることができます。
成分名として植物名等が記載できないので「香料」と記載することが多いです。

このことから、目的に応じてご購入するものをしっかり分けていきましょう。

「アロマ」が書いている商品

商品の中には、実際に「香料」と記載していても内容を開示する指針もあります。
会員社の香料成分の自主的な開示の際の指針について(日本石鹸洗剤工学会)

開示していただいている情報も見ながら、併せてご紹介できたらと思います。

柔軟剤

・ソフラン アロマリッチ


ソフラン アロマリッチ スカーレット ハッピーフルーティアロマの香り 柔軟剤 本体(520ml)【k4h】【u7e】【ソフラン アロマリッチ】

「天然アロマオイルを配合した」という形で販売しているのですが、
実際の香料としての開示を見てみると、
合成香料の割合が多いです。
アロマリッチ 香料成分表

エッセンシャルオイルも加えているかもしれませんが、
どれくらい配合されているかは判断が難しそうです。

ニトリ


アロマディフューザー(NF1601 300ml) ニトリ 【玄関先迄納品】 【1年保証】 〔合計金額11000円以上送料無料対象商品〕

見た目がおしゃれなディフューザーをはじめ、多くのアロマ商品を展開しています。
素材を確認すると、
主な素材:香料 ラタン ガラス
となっています。

つまり、こちらも合成香料を使用している可能性が高いです。

一方で、原料が「精油」と記載しているブレンドオイルもございます。
作用があるかは、原料を見て判断するようにしましょう。

100均アロマオイル

最近はアロマグッズを100円ショップでも購入できるようになりました。
包装もよく売っている精油(エッセンシャルオイル)と似たような瓶を使ったりしています。

しかし、実際に
材質:界面活性剤・エタノール・香料・水
となっています。
したがって、香料に精油が混ざっているか定かではないですが、
作用を期待して使用することは難しいです。

ただ、わかることといえば、
「ローズ」の精油っておいくらかご存知ですか?

アロマオイル 生活の木 ダマスクローズ (ローズオットー) 1ml エッセンシャルオイル 精油

アロマテラピーの勉強をした方はご存知だと思いますが、
バラ約100本使ってやっと1滴が出るくらい
非常に貴重で高価なものなのです。
つまり、仮に精油を使ったとしても、100円で売るには相当薄くして作らないといけません。
したがって、精油を使って作るには少し難しいと思います。

また、パッケージでも皮膚に対しての安全性について何も記載されておりません。
ご自身でオイルなどに薄めて顔などに塗ることは控えてください。

無印良品

緑や茶色の瓶でおしゃれに飾ってるエリアの商品は、
表記から「精油」もしくは「精油を用いた商品」です。

こちらは作用を期待したい方におすすめできます。

アロマ商品を正しく使うためには

精油(エッセンシャルオイル)

精油を購入集する際は、以下についてご注意ください。

・原料植物の学名や栽培方法、抽出方法、抽出部位、原産地などの表示があること
精油であるためには、これらの明記が必須になっています。

・遮光瓶に入った商品を購入する
精油は光や、熱、空気によって劣化が起こります。

芳香浴や部分浴、アロマバスにてお好きな香りをお選びください。

アロマオイル

初めに原料を確認しましょう。

「香料」となっている場合は合成香料を使用している可能性があるため、
残念ながら精油のような作用は期待はできません。
商品の正しい使い方に従って、空間の芳香にお使いください。

ですが、精油では香ることができない素晴らしい香りもたくさんあります。
それこそ、100円であそこまでいい香りを作るのはとてもすごいことです。

まとめ

最近はたくさんのアロマ商品が展開されてきています。
好きな香りが身近にあることは、生活に色を加えてくれます。

お話したように、自分の用途に合わせて商品を選んでいきましょう。
作用を期待して好きな香りを楽しみたい→精油もしくは精油を使った商品
作用まではいいけど、比較的安く香りを楽しみたい→アロマオイルなどのアロマ商品

用途に合わせてお好きな香りを買って、
「アロマ」を楽しんでいきましょう。

REPOSでできること

お好きな香りに

REPOSでは、
生活の中での好きな香りを伺いながら、
問診から皆さんの好きな香りや用途に合わせて香りをブレンドして作ることができます。

でも、「使いたい香り」と「ほんとうに好きな香り」って違うと思っています。
ラベンダーも好きな人もいれば嫌いな人も。
アロマテラピーで大切なことは、
「薬理作用」と好きな香りである「心理作用」が組み合わせて成り立つと考えられています。

お好きな形で

生活の中で、香りを楽しむ方法・場所は多種多様です。
・精油のままアロマディフューザー・ティッシュで
・精油を希釈してスプレーで
・精油をエタノールで希釈してリードディフューザーで
などなど

このように柔軟にご希望に添えるのも、オーダーメイドのいいところだと思います。

まずは、お問合せまたはLINEにてご相談ください。
楽しく香りを楽しんできるようにサポートさせていただきます。

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既成のブレンドは、現在minneにて販売を行っております。
ぜひ遊びにきてください。
https://minne.com/@repos-pharma/profile

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