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【薬剤師が解説】アロマテラピーって介護で使えるの?

【薬剤師が解説】アロマテラピーって介護で使えるの?

REPOSです。
ご高齢の方がそばにいると行う可能性がある「介護」。
また、介護施設には特徴によってたくさんの種類があります。
特別養護老人ホーム、小規模多機能型居宅介護施設、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどなど。
私も薬剤師として、在宅医療の一つとしてこのような施設に訪問していました。

その時の経験含め、
アロマテラピーは介護施設の多くの場面で活躍すると確信しています。
今回は、今回は介護施設の現場で困っていること、それって本当にアロマの力を借りて解決するのか
解説をしていこうと思います。

ご自宅や介護施設で介護について困っていることって?

入居者様の症状の不安定

そもそもご家族様が介護施設をなぜ利用しようと思うのでしょうか。
アンケートとしては、以下の情報が出ています。
「介護施設入居に関する実態調査」入居時の介護度は要支援1~要介護2までが半数以上、約8割が認知症あり

整理すると、
認知症などで介護が必要

頑張って自分で介護をしよう

もう疲れた。。

介護施設にお世話をお願いしたい
のような心情で入居を決めていることが多いようです。
つまり、入居時には入居者様がを患っていらっしゃることがしばしあります。
内閣府の調査でも、
認知症になった場合は約7割が介護サービスのサポートをいただきたいという声を挙げています。
「認知症に関する世論調査」内閣府政府広報室

特に、認知症などの精神疾患はお薬を使うことが多いですが、
入居後も環境が変わることが夜眠れなくなるなど
コントロールが難しいケースをたくさん見てきました。
このような場合、先生も引き続きお薬を使わないといけないという、
負のループが始まってしまうのです。

清掃の頻度

上記のアンケートのように、
入居する段階で介護が必要な状態でご入居することが多いです。
介護には歩行の補助の他に、食事や排泄など全ての行動をサポートしてあげないといけません。

また、共同で生活している中で共有しているエリアも多く、
清潔を保つために従業員の皆様は頑張ってご利用後は清掃していただいております。

ですが、トイレなど「異臭で掃除が大変」という声もあることも残念ながら事実です。
このような香りを嫌がって介護職から離れてしまうこともしばしば。。

介護職の皆様の健康面

こちらも上記のアンケートのように、
ご家族の皆様は「認知症の症状が出てきた・介護の疲れを感じた」ことで
自宅介護が難しくなったことで利用されることがあります。

つまり、この大変さを介護職の皆さんがご家族の代わりに取り組んでくれています。
私も一緒に入居者様のサポートをしていきましたが、
介護職の皆様は想像している数十倍頑張ってくれています。

そりゃ認知症や精神疾患、最悪手を出す方のお世話をしてくれているのです。
相当身体・精神的に負担がかかっていることは間違いありません。
尊敬しかありません。

従業員の皆様の声としてこんなアンケート結果があります。
「介護施設で働く労働者のアンケート」と「ヘルパーアンケート」報告集
少し前のものになりますが、約半数の方が健康に不安を抱えています。
まさしく、身体的・精神的負担が顕著に出ています。

アロマはどこで使えるの

リビング・お部屋に

アロマテラピーは精神的リラクゼーションに役立つことがわかっています。
【解説】アロマのリラクゼーションって結局どういうこと?
特に認知症に関しては、アロマテラピーを用いたことで症状の指標が減少したというデータが出て、
一時期話題になりました。
Effect of aromatherapy on patients with Alzheimer’s disease
原理はお昼は刺激のある香り、夜は落ち着ける香りをセレクトできるように、
アロマテラピーの作用をうまく活用している香りになっています。

仮に入居者様が夜に寝付けられない場合は、
・夜勤の従業員様が眠れるように頑張って対応
・医師が不眠症のお薬を追加
という選択に動き、入居様や従業員様に負担が大きくなってしまいます。

アロマテラピーでは、
このような入居者様に対しても刺激・鎮静にて体内のリズムを作ることで、
服用による体への負担や夜勤の負荷を減少されることが期待できます。

お掃除に

「柑橘系の果物の皮はお掃除に使える」というお話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
柑橘のアロマも皮を絞って出すことが多く、
精油にも同様な目的で使うことができます。

また、他にも抗菌作用のある香りを追加できることの他に、
アルコール濃度が高い(70%以上)スプレーを作成することもでき、
除菌用途でオーダーできることも
医療従事者がブレンドするREPOSの強みです。
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省)

スタッフルームに

本当はここに1番置いてほしいですね。
上記で記したように、従業員介をはじめ介護をされている皆様は本当にご尽力されています。
その中で、倦怠感や頭痛、イライラ感は精神的ストレスが起因している可能性しています。

目を張ること、丁寧に対応してあげることには相当気を使っているため、
施設内にほっとできる空間はあるべきと考えています。
もしなかったら、ぜひお声がけてください。
疲弊してしまう前に、一緒に作っていきましょう。

玄関に

「なんで?」って思った方もいらっしゃると思います。
これは空間としての使い方になります。
アロマの会社さんで以下の調査が行われています。
「空間における『香り』に関する消費者の意識調査」アットアロマ

このアンケートのように、
香りは印象として強く脳に記憶が残り、「また来たい」と思える大切な要因になります。
ふと訪れた時に香りがあることで、印象がまったく違います。
ご家族の皆様が入居様と対面できる大切な場所となります。
私も親族が入居した時は、伺う時はいつも楽しみにしていました。
装飾も大事ですが、施設の顔に「香り」で彩りを足しませんか?

まとめ

今回は、アロマが介護で活躍できることをまとめてみました。
何度もお伝えしますが、介護や福祉関係に従事されている皆様には尊敬しかありません。
その誇れるお仕事、ぜひ支えさせていただけたらと思います。

アロマテラピーは
・未病から利用ができる
・香りを嗅ぐだけ
と簡単にトライすることが可能です。
ぜひお試しいただけると非常に嬉しいです。

今回の内容でREPOSをご興味いただいた方は、
まずは、LINEにてお問合せまたはご相談ください。
楽しく香りを使っていただけるようにサポートさせていただきます。

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