新卒で新薬メーカーの研究職を経験後、薬剤師、医療ベンチャーにて事業開発を経験。アロマと出会ったのは、在宅医療を経験していた頃でした。緩和ケアで最期を迎える方は、動くことも食べることもできません。「薬剤師として何かできないか?」と考えたときに浮かんだのが“嗅覚”だったんです。
産まれてから亡くなるまで、呼吸は続けられるもの。そして、香りが刺激として脳へ到達するまでの時間は、2秒です。かつ、リラックスできる環境を作るために適しているエッセンシャルオイルは、ストレスの要因となる数々の環境下において非常に有効的。つまり、記憶や感情のコントロールをするためのメリットを持つということになります。
薬剤師としてエッセンシャルオイルを扱うにあたり重要なのは、「医薬品」と「アロマ」の使い分けを正確に行うことだと考えています。たとえば健康状態を改善するのに、雑貨としてのアロマの効能だけでは解決が難しいことは、イメージできるはずです。
「その悩みならエッセンシャルオイルを使ってみましょう」
「その症状はOTC医薬品(※)でセルフメディケーションしましょう」
「その症状は先生に診てもらいましょう」
ときには、このように正しく次のステップへ進めることもいたします。薬剤師を資格を持つ私だからこそ、できることだと自負があります。どんなお悩みも、まずはお気兼ねなくご相談ください。
※OTC医薬品…OverTheCounter(カウンター越しの)の略称。医師の処方箋がなくても薬局などで購入できる、一般に「市販薬」と呼ばれる薬のことを指します。